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これまで、アフリカのいくつかの都市に住んできて、必要に迫られてお菓子作りもしてきました。
だって、モンロビアでも、アディスアベバでも、リロングウェでも、お店で売っているものはあまり繊細でないものが多かったから。それに、私の舌は、日本の素晴らしいケーキ屋さんの味を知っているのです。 南アに来て、ケーキ屋さんの種類は増えたけれど、ちょっと油断してケーキを買ってきて、食べた瞬間に失神しそうなくらい甘いケーキとの遭遇もまだ皆無、というわけではありません。 私はどちらかというと、お菓子類はおせんべいとか和菓子とかが好みなのだけれど、きめの細かいスポンジケーキに季節の果物が乗った日本風のショートケーキもとっても美味しいと思います。 30年以上前の留学先のデンマークで、デンマーク人の講師が日本に留学していたことが分かったとき、彼に、「今でも思い出すのは、お寿司でもなくて、神戸牛でもなくて、日本のケーキ屋さんのケーキです」と、うっとりされたことも思い出します。 さて、私には、レシピを見ないで作れるお菓子が二つあります。それは、“レアチーズケーキ”と“シフォンケーキ”。 大雑把な私はきっちり計量しなくてはいけない類の料理は苦手で、この二つもカップを使ったり、市販の材料をそのまま入れたり、と極めて簡単なのが、私が何十年にも渡って、愛用している理由です。そして、何よりとっても美味しい! いま、寿BENTOをするようになって、毎週、3〜5個のシフォンケーキを焼くようになりました。毎回、違うフレーバーを試して、そのたびにきちんと膨らんでくれるこのケーキの底力?に感嘆しています。 実は、私は英語と日本語の料理本を集めるのが大好きで、ページをめくりながら、いろいろな料理を想像し、たまには新しいものに挑戦します。 今回自分の料理本を整理したら、シフォンケーキだけでも、数冊、蔵書がありました! この中でも、私が「暗記」してしまったくらいよく使っているのは、栗原はるみさんのレシピです。 その絶対に失敗しない、はるみさんから学んだシフォンケーキの作り方をご紹介しましょう。 材料を揃えます。 小麦粉 2カップ 砂糖 1カップ 水分 半カップ(ここでフレーバーをつける) サラダ油 半カップ (訂正します!) ベーキングパウダー 大さじ1 塩 少々 卵 大10個 まず、卵を白身と黄身に分けます。そうしたら、白身を電動ハンドミキサーで泡立てます。これを手でするのは、ちょっと大変かもしれません。 私はスタンド式のミキサーを使っています。年代ものですが、これが壊れたら、かなり悲しいことになります。いえ、二代目を買うため、お店に走るでしょう! 白身がかなり泡だってきたら、ここに砂糖の半量を投入します。 ミキサーが白身を泡立てている内に、手動の泡だて器を使って、黄身もよく混ぜておきます。黄身がねっとりし始めたら、ここに砂糖の残りの半量を投入します。そうしたら、そこに水分と油分も混ぜ合わせます。 ちょっと脱線しますが、このレシピの素晴らしいのは、このかなりいい加減な私が、かなりいい加減にこの水分を変化させても、出来上がりにそうは影響がでないこと。 これまで作ったバラエティは、レモンと蜂蜜だったり、生 のオレンジジュースをここの水分に代用したり、はたまたコーヒーなど。 さて、卵黄と水分,油分をしっかり混ぜたら、そこに、小 麦粉とベーキングパウダー、塩を振るいながら混入します。その後、よく混ざった卵黄と粉類のボールに、砂糖入りのメレンゲを三回に分けて、ざくざく、と混ぜていきます。 またまた脱線ですが、フレーバーとして子どもたちに人気なのは、チョコレート味やコーヒー味のマーブルで、これまたいい加減なのですが、水分は単純に水を計量しておきますが、ちょっと量を控え ます。 そして、その控えた分の水分として、ココアかコー ヒーをお湯で溶いて冷ましておくのです。 ミキサーで泡立てた砂糖入りのメレンゲと、振るっておいた粉類をさっくりとあわせたところで、三分の一の粉入りメレンゲに、溶きココアかコーヒーを加えます。 そして、その二つのケーキの生地を交互に焼き方に 入れていけばいいのです。 かなり適当に生地を混ぜても、芸術的なマーブルになりますから、ご心配ご無用です。混ぜるとき、焼く前のココア入りの生地の色が薄くて心配になりますが、これも大丈夫。焼きあがりはきれいなココア色とバニラのコントラストになります。 さて、どんなフレーバーでも、生地が完成したらシフォンケーキ専用の、真中に煙突が立っているケーキ型に生地を入れ、170度に余熱しておいたオーブンで42分ほど焼きます。我が家のオーブンでは、いろいろ試しましたが、42分が最適な焼き時間です。 シフォンケーキは焼きあがったら必ず逆さまにして冷ましま す。ある本には、6時間も冷ますように、とも書いてありますが、まあ、だいたいあら熱が取れたらいいか、という感じでしょうか。 私は24センチの焼き方を使用していますが、これを10人分に分けて、お店で販売しています。売値は10ラ ンド。いま日本円に換算すると120円くらいでしょう。 シフォンケーキはバターなどを使わないので、とっても味が優しいのです。ほんのりとした甘味と豊かな香りで、コーヒーや紅茶にぴったりです。 どうですか、皆さんもぜひ、このシフォンケーキをお試しください。でも、ダーバン近辺の方は、ふふふ、寿BENTOまでどうぞ!いろいろな日替わりフレーバーで毎日お店に出していますよ〜。 お知らせ 空色庵更新しています、こちらもどうぞ! ▲
by yoshimuramineko
| 2010-03-02 04:03
| アフリカで日本食ビジネス
私の両親は東京の郊外で、昭和40年代から『寿タクシー』というタクシー会社を経営していました。その後、タクシー会社は売却し、企業間の宅配便会社、『有限ことぶき』という会社を南アに移住してくる直前まで切り盛りしていました。
“ことぶき”という名前に強い思い入れがあった両親です。 「ことぶき」の語源を大辞林で引いてみると、 1 祝いの言葉を言うこと。また、その言葉。ことほぎ。「婚姻の―を述べる」2 めでたいこと。いわい。よろこび。また、その儀式。「―を成す」3 命の長いこと。長生き。長命。長寿。「―を保つ」 とあります。 私と夫が南アに来て、自分たちで事業を起こした時、その名称を何にしようか、と考えました。こちらの移民局に申請をする段になって、両親の事業の名前をこちらで使うことにしよう、と決めたのは、やはり日本とのつながりがあった方が、いいのではないか、という思いでした。 また、両親がこちらに来た時に、英語とはいえ、自分たちが何十年にも渡って心血を注いだ『ことぶき』が、こちらでも使われている、ということを喜んでくれました。 さて、ダーバンには、私の一番下の妹、えり子も彼女の二人の子どもと一緒に移住してきています。 彼女は実は、両親の経営していた『ことぶき』の役員だったのですが、シングルマザーとして、二人の子どもを日本で育てることに不安も抱いていました。 今から3年前、いろいろな偶然が重なり、彼女も二人の子どもを連れて、私たちのいるダーバンに移住してきたのです。 子どもたちの父親はアフリカ系米国人です。が、妹と離婚したあと、彼女たちと最も頻繁に何らかのコミュニケーションがあるのは、姪と甥にとってのアメリカのお祖母ちゃん、ボニーです。そのボニーとも、やっと、英語での会話が十分楽しめるようになってきました。 子どもたち、ダーバンに来て3年が経ち、彼らの涙とたくさんの努力の結晶として、英語もかなり上達して学校の勉強にもついていけるようになったのです。甥のアジーノは、今月から南アの高校1年生(日本の中学2年にあたります)、姪のリナは娘のショウコと同じ、ダーバンから約70キロ離れたピーターマリッツバーグという街にある、私立の学校の6年生です。二人とも、寮生活をしています。 さて、妹のえり子ですが、ダーバンに来た当初は、日系の企業に勤めたり、私たちの事業に参加したりしていたのですが、去年一年は私たちもどっぷりと世界的不況の波にのまれて、これからの事業の再構築を待ったなしで考えることになりました。 そこで浮上したのが、かねてから考えていたダーバンでの日本食ビジネスの可能性でした。 ダーバンには現在、日本人の経営する日本食レストランが一軒あるだけです。後は、海鮮レストランでの“SUSHI”があちらこちらにちらほら。南アでも、ヨハネスブルグやケープタウンでは、多くのスシ・レストランが営業しているようですが、保守的なダーバンではまだまだです。 でも、どんなスーパーマーケットでも、お持ち帰り用のSUSHIは常備されていて、日本食の人気が徐々に高まっていることは実感できます。私が学生時代を送った1970年代後半の米国の西海岸でも、ちょうど今のダーバンのような感じでした。 「生魚を食べるの?」という恐怖に満ちた感想もあれば、「SUSHI大好き!」といった声も聞こえる、といった状況でしょうか。 私はちょうどそんな時期の米国で、仲のよかった友人夫妻がオレゴン州ポートランドで日本食のレストランを開店する手伝いをしたこともあります。30年近く前の話ですが……。いま、彼らは、オレゴン州を中心に同じ系列のレストラン、Koji Osakaya Japanese Restaurantsを何店も経営するほど大成功しています。 さて、日本食と言っても、私たちの目指したいものは、職人さんを必要とするような本格的日本割烹料理店ではなく、日本の家庭の味を提供する食のビジネスでした。それは、南アの社会を見てきて、お肉ならお肉だけ、魚なら魚だけ、といった偏った食事があまりにも多く、季節の野菜や旬の食材を上手にアレンジした日本の家庭料理をぜひ、南アの人にも味わって欲しい、と思ったからです。 そこで、最初にえり子が始めたのは、ダーバンに在住する日本人駐在員さん相手のお弁当販売でした。これは去年の5月から始めさせていただき、現在は複数の日系企業さんにご利用いただいております。メニューは、それこそ、日本のお弁当で、鳥の空揚げや魚の煮つけ、カツドン、海老カツ、などなど。そこに野菜を副菜として二種類とご飯をお付けしています。 さて、今年は、いよいよ日本人コミュニティ以外にも、このお弁当ビジネスを開拓しよう、ということになりました。1月の第二週より、ダーバンの北に当たる地域、ダーバンノースにある、中華食材店さんSUN SUN Chinese Supermarket(63 Umhlanga Rocks Road、電話031 654 4548 )の中に小さなスペースを借りて、お弁当と軽食の販売を始めさせていただいています。ちなみに、ダーバン在住の方、ここは、 Dragon City Chinese Restaurant の先にある新しいお店です。 名前は家族で賑やかに大議論! 子どもたちが、 「やっぱり、おばあちゃんとおじいちゃんの“ことぶき”を使おうよ!」 という意見で固まり、大人たちも大納得でした。 いざ!ダーバンのKOTOBUKKI BENTO 開店です! 手作りのれんもばっちり決まり、まだ夏休み中の看板娘?たちも大張りきりです。 ダーバン在住の皆様、ダーバンへ出張やお出かけの皆様、南アの味にちょっと疲れたら、どうぞ、KOTOBUKI BENTO にお立ちよりくださいね。日替わり弁当やラーメン、餃子などをご用意してお待ちしています。その他、シフォンケーキやアイスコーヒーといった日本の喫茶メニューもありますよ。営業時間は当面毎日、午前11時半から午後3時頃までです。 私も開店当初は、週何回かお店に出ないとスタッフが回りません。いや〜、人生、何が起こるか分かりませんね。この年になって、お客様商売をさせていただけるとは!カウンターで英語や日本語のレッスンはしませんから、どうぞ皆さま、安心して食べに来てください。お待ちしています! お知らせ 空色庵更新してます。今週は関連話題です。こちらもどうぞ! ▲
by yoshimuramineko
| 2010-01-18 15:01
| アフリカで日本食ビジネス
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