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先週のこのコラムにたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。 皆さんのコメントは本当に嬉しく、災害の被害の広がりを知れば知るほど沈みがちだった私も大変励まされました。 私の尊敬する、評論家の秋山ちえ子先生が、私にこうおっしゃったことがあります。 「峰子さん、人間は何歳になっても、人に褒められるのって、嬉しいのよ。あなたが私の本のこと、仕事のことを褒めてくれたこと、本当に嬉しいの。嬉しいから、そのことをまたあなたにこうやって伝えるの」 高名な評論家でいらっしゃるのに、こうやって、ニコニコしながら私にご自分の気持ちをお話しくださいました。 私はこのことを頬が暖かくなるのを意識しながら聞いていました。 「ああ、本当にそうだ。子どもだって、大人だって、自分の一生懸命していることを認めてもらって、口にして褒めてもらうのは、こんなに嬉しいんだ。そして、それを照れずに、“嬉しい”と口にするのって、とっても素敵なことだなぁ」 それでも、私はまだまだ修行が足りなくて、実際に人に褒めていただくと、秋山先生のように、「まあ!嬉しい!」と素直に言えずに、「いえいえ、そんなことはありません」と、何ともつまらない返事をしてしまうことがあります。 駄目だなぁ、と反省するものの、でも、文章で褒めていただくのは、口頭での恥ずかしさが、ほんの少し軽くなるようで、「ありがとうございます」も、素直に出てくるようになりました。 実は、「元気一杯、前進あるのみ!」というようなイメージを皆さんは私に抱いていらっしゃるかとも思うのですが、私を近く知る人は、私がけっこうのろまで、ぐずぐずのところがあるのをよくご存じだと思います。 自分の仕事に関しては、それこそ誠意を尽くしますが、自分の個人的なことは、ホントにいい加減、外に出かけることよりも、家で本を読んだり、料理をしたりして、まったく行動的ではありません。 でも、人と会うのは大好きです。おしゃべりも大好き。井戸端会議も大好き。以前、日本に住んでいたときに、息子・カンジが通っていた公立小学校では、PTAの地区委員長なども務めさせていただきました。その時、いつもとは、まったく異なるお母さん集団とのお付き合いも私にとって、どれだけ楽しかったことでしょう。 もちろん、会議の進行の難しさとか、裏での足の引っ張り合いも経験しました。が、そんなことは、お母さん集団だけで起こることではなく、東京の出版社での大勢の編集委員で動かしていた教科書の編集会議でも同じようなことが起きていました。 私にとっては、どんな集団であっても、その時、その時の人間の行動そのもの、決定の判断となる人々との絡みあい方、がとっても興味深いのです。 ですから、一見、無駄に思える立ち話や、おしゃべりを私はとっても大切にしています。 自分の仕事がどんなに込んでいても、私はこういったおしゃべりの機会を投げ出すことはめったにありません。だって、自分の仕事は自分で調節がつくものです。でも、人の感情とか、人の思惑を正直にぶつけてもらう機会はそれこそ、相手あってこそ、のモノだと思うのです。 私は、ポートランドの本屋さんのカフェで、モンロビアの海風の心地よい果物売り場で、アディスアベバの温泉プールの横で、東京の小学校の裏庭で、リロングウェのスーパーマーケットの駐車場で、それこそ、どれだけ多くの人の話を聞き、相槌を打ち、一緒に憤慨し、また涙を流してきたことでしょう。 そうやって時間を共有した友人たちは、今でも私の大切な人たちなのです。 私の培ってきた人間関係は、職業的にお互いにつながり合って、というよりも、「おしゃべり」で、本音を語り合い、共感したからこそ、その場を離れても、どんな時間が経ったとしても、再会すれば、当時のその空気が一遍によみがえってくる人たちばかりなのです。 そんな世界の友人たちから、今回の震災に関して、お見舞いのメール、電話をたくさんいただきました。 その中から、「これは、皆さんと共有したい」と思った言葉たちを今週はここでご紹介したいと思います。 *************************** 誤解しないで聞いて欲しい。 こんな大惨事になってしまって、お見舞いの言葉もないんだけれど、この規模の災害が日本であったこと、日本であったから、この程度の被害で済んでいるんだと思う。 お店が一軒も襲われていないって。絶句だよ。 順番を崩す人がいない!どうして?どうしてあんなに礼節をこんな時でも守れるんだろう。 聞いていいだろうか。どうして、みんなあんなに冷静なんだ?どうやって、あの態度を日本人は身につけるんだ? 日本人はクリスチャンじゃないんだよね。なら、何を信じて、あんな状況をあれほど賢く、信心深く過ごすことができるんだろう。ヒミツは何? どうして、こんなときにインタビューを受けながら、微笑んでいるの?つらくないはずないのに。どうして? 泣き叫ぶ人はいないの?いても映像で流していないだけなんだろう? 外国人が外に出るのは仕方がないよね。でも、多くの人はその土地に残って被災者を助けようとしている。そればかりか、現地に行ってボランティアをしたい人が後を絶たないって。どこからその助け合いの精神が出てくるんだろう。 ********************* 私の友人たちのメールや電話でのメッセージです。 まだまだ予断は許さない状況が続いていますが、きっと、きっと、世界中の祈りが実際の念力となって、これ以上の被害が広がらないことを信じています。 安藤忠雄さんが、朝日新聞で書いておられました。 「一億二千万が全員で支えるんだ」 私は、そこに、日本に住んでいないけれど、日本のことを心配する多くの何億人という人も入れて欲しいと思います。 一緒にがんばりましょう。 皆様と一緒にこの cafeglobe のサイトで、時間を共有していることが、本当に私の毎日の励みになっています。来週は一週お休みをいただきますが、これからもよろしくお願いします。 吉村峰子
by yoshimuramineko
| 2011-03-22 18:03
| アフリカの空のした
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