カテゴリ
全体 日本語教育&英語教育 HIV/Aids アフリカの空のした 吉村家アフリカを行く! 吉村家の食卓 ブログ 吉村家、アフリカを離れると……! アフリカの政治 萱葺きの家から 今月の読書と映画 アフリカの学校と子どもたち この人が素晴らしい 番外編 昭和ヒトケタ・アフリカで暮らす プロフィール 2010年ワールドカップ アフリカで日本食ビジネス スポーツの世界 未分類 以前の記事
2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
“がしがし”と日本語を学ぶ……。
聞くだけで恐ろしそうだ。だいたい、外国人にとって、日本語はとにかく、「難しくて、絶対学ぶのは無理な外国語!」と思われている節がある。 私がまだ米国の学生だったころ、米国人にこんなことを聞いてみた。 「アラビア文字と日本語の文字を比べたら、どちらのほうがエキゾチック?」 私はもちろん、あの流線型に流れる麗しいアラビア文字のほうがエキゾチックだと思っていたから、米国人もそう思っているはず、と考えていた。ところが、聞いた人間、全員が、「そりゃあ、日本語の文字よ」と言うではないか。 “エキゾチック”という表現はいま、この原稿を日本語で書いているから使ったのだが、当時私が使ったのは“Foreign(外国の)”という英単語。つまり、どちらのほうが自分の文化から遠いか、という質問だったのだ。 日本語と英語を外国語として教えることを学んでいた私には、この米国人たちの“日本語の文字”に対する考え方に驚愕した。だって、学ぼうとする対象のコトバが、自分から遠いと思えば思うほど、そのハードルは高くなる。 でも、そんなことでくじけている暇はない。ここは逆転の発想をすることにした。それ以来、私の日本語の生徒たちには、「……そんなに“遠く”にある存在の言葉を自分の分かる“コトバ”にすることって、素晴らしい!」というイメージを持ってもらうことにしている。 さて、ダーバンでの私の生徒たちの場合。 生徒たちは話すこと、聞くことだけではなくて、読むこと、書くことも学んでいく。目標として、ひらがな、かたかなは完全マスター、漢字は350個を読んで書けること、その他、語彙は全体で1500個ほど。 実は、これは、外国人のための日本語の試験、日本語実用検定試験の三級で要求されるレベルなのだ。この三級に合格するためには、この前の段階である四級で約150時間のレッスン、三級で300時間のレッスンが必要とされている。まったくの初級から始めて、しかも日本以外の場所に住みながら短期間でいきなり三級に合格するレベルに到達するのはかなり難しい。たとえ、この時間数を確保できたとしても。 また、何で三級か、というと、日本で日本語を話して仕事をするためには、最低でも、このレベルに到達していないと意思の疎通が難しいからだ。日本人に馴染みの深い英語の検定試験、TOEICの点数で行くと、感覚的に450〜550点くらいになるかもしれない。日本語のまったく素地のないところから、この英語であれば、TOEIC450〜550点レベルに短期間で達するのは、超難関、ということを理解していただけると思う。 私の専門中の専門である実際の教え方は“カウンセリングラーニング”という。私は、英語でも日本語でも、聞くこと、話すこと、を教えるときは、この“カウンセリングラーニング”という教授方法を採用している。少し変ったその方法は……。 次回に続く
by yoshimuramineko
| 2007-09-23 03:09
| 日本語教育&英語教育
|
ファン申請 |
||