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実は、先月に引き続き、スポーツエージェント関係の仕事で南アを離れています。
今回は、フランスに二泊、イスラエルに八泊、そしてオランダに二泊の強行軍です。 この仕事はどんなことをするか、というと、プロサッカーの世界はやはりいろいろな選手をいろいろな国に移動させることが大切です。 これには職業的に様々なメリットがあると思うのですが、私の個人的な、つまりプロスポーツ界の常識からは離れた感覚で言うと、とにかく、新しい個性が既存の集団に入ってくるのはあれこれ文句を言う前に、「とってもいいこと!」だと思うのです。 私は“前進”あるいは、“前向きな変化”が大好きな人間です。 そして、そこに付け加えたいのが、“普通とはちょっと違うこと”こそが、停滞している空気を動かしてくれる、と信じていることです。 ですから、出来上がっている集団に、異文化の投入が巻き起こすいろいろな不都合やら、一時的な不安感、焦燥感などは、あとにつづく“よき変化”への過渡期である、と堅く信じています。 そんな私ですから、南アの選手には欧州始め、イスラエルや米国、南米、もちろん日本にも行ってもらって、活躍してもらいたいのです。そして、その反対も大歓迎! そういった意味でも、前回の出張のような大きな規模での国際会議に出席することも大切ですが、今回のように自分たちから面会を申し入れ、実際に出向き、選手の売り込みに歩くこともとっても重要なお仕事なのです。 ところが!このプロサッカー業界で、「面会の約束を取り付ける」という準備段階での仕事がこれほど、大変なこととは思いませんでした。 知り合いの伝手を使い、という昔ながらの手法が一番手堅いのですが、ここはプロスポーツの世界。例え誰かを知っていたとしても、立場的に、私たちのようなエージェントを直接紹介できない、と言われてしまうことも何回もありました。 すると、どうやって面会の了解を取るかと言うと、公にされているメールアドレスに面会のリクエストのメールを送り、その後、また電話にて、しつこく、しつこく相手に食い下がり、何とか会ってもらう算段をつけるのです。 これが成功するのは、それでも、20件に一回くらいなのです。 今回、この仕事をしながら、つくづく、この社会の難しさを実感しました。 でも、一回、話がつながれば、そこで知り合いの名前を出すことも可能になり、あとはスムーズに行く場合もあります。 また、異業種からの紹介は結構つながる場合が多く、私のこれまでの人脈がここでも大きく私を助けてくれています。 これって、でも、巷で言われている“営業職”なのでしょうか。 私はこれまでこういった関連の仕事はあまり縁がなく、特に南アに来てからは初めてで、いろいろ暗中模索しながらもがんばりました。常に営業をされている皆さんには本当に頭が下がります。 ひとつ、おもしろいエピソードを。 イスラエルのプロのクラブにかなりの数のメールを送り、面会を求めたのですが、その中、二三の快い返事はいただけたもの、あとはナシのつぶて。 ここではまた引き下がれません。 で、スカイプというインターネット電話を駆使して、相手に電話をかけていきます。 ところが! イスラエルのクラブは、この頃南アでもよく出てくる音声録音による、顧客が何番かの番号を押して、自分の希望する部署に内線をつなぐ、という形式。確かにこれをすることで、代表電話などを置く必要がなく、オペレーターもいらず、かなりの経費が削減できるでしょう。 が、これね、そこで使われている言語が分かる人ならばそれでいいのですが、今回の私のように、イスラエルで使用されるヘブライ語が全く理解できないと、立ち往生です。 でもね、またまたこのくらいのことであきらめていたらオンナがすたります。 そこで、インターネットでかける電話の料金が安いことを武器に、あるクラブの番号を何回も何回もかけてそこにあるパターンを聞き取りました。 すると、どうやら数字のようなニュアンス?の音が聞こえてきたので、それを便りにいくつかの組み合わで、その音声が流れたあと、番号をいくつか押してみました。 すると、ふふふ、大成功!! 何回かの試行のあと、生身の人間にたどり着いたのでした。 これをお読みの人は、「なあんだ、だったら最初から1を押せばよかったのでは?」と思うでしょうね。 私も途中からそう思いはじめたのですが、手ごわいぞ、イスラエル!簡単な、1、とかの番号ではなくて、複数の番号を押すことを要求されているような雰囲気でした。 ここがいまだに“雰囲気”なのは、これに関して確証を持っているわけではないからです。 さて、話は前に戻り、偶然でもなんでも、生身の人間にたどり着いた後は、もうこっちのもの。何とかお目当ての人の内線を教えてもらったり、さて、メールのアドレスを聞いたりして、コンタクトをとりつけて行きます。 さて、今回、私たちはフランスを最初の目的地に選んだのですが、さすがの私もフランスのアポ取りは、現地で翻訳、コーディネイトのお仕事をしている芳美PAGESさんにお願いしました。 フランス人が頑固にフランス語でいろいろな交渉をするのを熟知していたので、ここは私が英語でがんばったとしても門前払いにされるだけ、と思い、芳美さんに依頼したのでした。 芳美さん、もう、本当に誠心誠意がんばってくれました。おかげで、短期間ではこれ以上望めないようなアポをセットできることとなり、いま、私とマイクはフランスを忙しく動き回っています。 しかし!マイクって、つくづくアフリカ人。 列車はさあ、待っていてくれないのよね〜。列車が来る時間になってから、「あっトイレ」とか言い出し、姿を消すこのオトコ……。 ああ、私は真面目な日本人なので、こっちをまとめ、あっちに謝り、などなどをしながら、何とかスポーツエージェントのお仕事、がんばっております。 車窓から見るフランスの菜の花畑? 原発大国・フランスの原発がどうしても目についてしまいました。
その横にある風力発電がなんとも優しげに見えます。
by yoshimuramineko
| 2011-04-20 04:04
| 吉村家、アフリカを離れると……!
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