カテゴリ
全体 日本語教育&英語教育 HIV/Aids アフリカの空のした 吉村家アフリカを行く! 吉村家の食卓 ブログ 吉村家、アフリカを離れると……! アフリカの政治 萱葺きの家から 今月の読書と映画 アフリカの学校と子どもたち この人が素晴らしい 番外編 昭和ヒトケタ・アフリカで暮らす プロフィール 2010年ワールドカップ アフリカで日本食ビジネス スポーツの世界 未分類 以前の記事
2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
※「七生養護学校で起きたこと」 本文はこちら
七生養護学校在校生・卒業生保護者の会の手紙 東京都教育委員会・教育長 横山洋吉様 この度七生養護に起こった一連の出来事に関して大変心を痛めております。全校保護者会が3回開かれましたが十分に当事者の意見や思いを聞いていただいていませんし、あの場で語られた多くの保護者の意見は文部科学省への報告や8月末にだされた都立盲・ろう・養護学校経営調査委員会報告書にも反映されていません。保護者は毎日子どもたちと生活を共にし、意見を表明するのが苦手な子どもたちの代弁者でもあります。また、将来の自立に向けて一所懸命、日々共に努力しております。それがまったく無視されていると思います。 知的障がいのある人たちの自立のためには様々なスキルが必要です。日々の学習や作業などによって培われる力は卒業後を見据えたものであり、やがて学校を卒業した時に役立つことを保護者は望んでおります。そして、人を傷つけたり人に傷つけられたりすることのないことを願っております。しかし、それはとても困難なことです。 残念なことに悲しい話もたくさん聞きました。世の中は善人や障がい者に理解のある人ばかりではありません。養護学校の前から車で連れ去られた女の子の話、ケーキ一つで「やさしいおじさん」について行ってしまう女の子の話、痴漢に間違われ、家族と共に暮らすことのできなくなってしまった男の子の話・・・。数え上げればきりがありません。また軽い知的障がいがあり、避妊の知識もなく、次々と父親の違う子どもを産み、自分で養育することができず、里子に出すという例もあり、そんな子どもたちの養育は大変困難です。こんな重い現実の前に親たちの気持ちは焦りを覚え、立ち尽くすばかりでした。 そんな折、七生養護では7年ほど前から性教育に取り組み始めました。それまでは多くの悩みを抱えた親たちは、仲間で語り合い、先輩の保護者や作業所の指導員さん、大学や専門家の先生などといった細々としたつてを頼り、自分たちでお金を出し合い勉強会を開いてきました。しかし母親たちの努力には限界があります。学校できちんと授業の中で取り組まれることになった時には、本当に良かったと思いました。他の養護学校の保護者から羨ましがられることもあり、誇りにも思っておりました。授業の事前・事後にはきちんとした通信が出され、保護者会、公開授業では何度も参観し、学校・先生たちとは綿密に連携していました。また、親元ではなく福祉園から通ってくる子どもたちもいます。自分が大事な存在に思えず、心が傷ついてしまっている子もいます。 あるとき、僕はどうやって産まれてきたのかな、と聞いた子がいて先生たちは大きな袋を縫いました。その中に置かれた温かなクッションの上にその子はうずくまり、おぎゃあと産まれてきて、みんなにおめでとうと祝ってもらいました。この袋の中には、他にも見学したおとなが入って同じような「命がうまれる」体験をしました。自分もこうやって喜ばれて産まれてきたのだと肯定的な体験ができます。どうしてこの袋に「膣つき子宮内体験袋」という悪意ある仰々しい名前がついたのか理解に苦しみます。その他の教材も、先生方が子どもたちの実態に合わせて苦心して作ったものです。一日でも早く子どもたちの元に戻してくださるようお願い致します。障がいのある子たちにとっては反復し、視覚に訴える具体的な授業はとても大事です。 今回のような一方的なやり方には何らの客観性も感じられず、多くの保護者が疑問を感じております。一日でも早く今までのような子どもたち中心の学校にもどしてくださるよう切にお願いいたします。 2003年9月26日 七生養護学校在校生・卒業生保護者の会
by yoshimuramineko
| 2009-03-16 23:03
| 番外編
|
ファン申請 |
||